2003年04月04日

南の島旅行5日目

鳥の声で目覚める。猫のような声で、時折ごく近くで聞こえる。朝になってそれが何か探すと、どうやらそれは孔雀なのだ。隣のリゾートで飼っていた孔雀が逃げ出して繁殖し、小浜島はもとより他の島にも勢力を広げているらしい。孔雀は飛べないのかと思っていたが、3階建てコテージの屋根の上や木の上などで鳴いている。すぐそばで聞こえたのはそれでか。

ヴィラ・ハピラパナのコテージは全てセンターハウスから数十メートル離れて設置されていて、食事に行くには外を散歩して向かう。ここにはハイムル・ミラージュというゴルフコースが併設されており、ここは日本最南端のゴルフコースだそう。

朝食はバイキング。全日空と比べると全然だが、まぁ普通な感じ。だが店員が少ししかおらず、ご飯をよそってもらう(自分ではよそえない)のにも人がいなかったりとやはりいけてない。団体さんは予定が詰まっているのか早めに朝食らしく、レストランは結構空いていた。

朝から雨。時折よこなぐりである。天気よければグラスボートやスキンダイビングを計画していたが海がにごっているとかでグラスボートも駄目。部屋でゆっくりとする。すこし眠る。

小雨になったので散歩に出た。ビーチまでは3分くらい。小雨の中だが、やはり海は綺麗だ。雨にけぶる海の向こうを高速船が走る。

ビーチの少し先には地元の方の神社らしきものがあり、絶対立ち入り禁止となっている。沖縄地方にはこういう「場」がたくさんあり、観光客は注意が必要との事。遠巻きに見てみたが、白い鳥居の先に厳然とした雰囲気があった。

朝食を食べ過ぎたのもあって今日は昼食なし。雨も止んできた。自転車を借りて小浜島散策へ。

リゾート付近を離れると、丘陵地にサトウキビ畑が広がる。向こうには製糖工場の煙突。真っ黒い煙を吐き出しているが、この煙はとても甘い匂いがする。

集落をうろうろする。「ちゅらさん」で使った建物などがあるが「ちゅらさん」を見てない私にはあまりよくわからない……。黒糖アイスキャンデーを食べると、かすかにサトウキビの味がした。

雨が降り始めた。自転車で雨合羽をかぶって坂を立ち漕ぎする二人はどう見ても新婚旅行ではないが、構わず進む。

マングローブのそばまで降りることができる。地面にはたくさんの貝と蟹?の穴。ハゼもいる。近くで見たマングローブはなるほど奇妙な形だが、環境にあわせて適応したというのがうなずける。しばらく浜を歩き回ってマングローブを見る。海を隔てて西表島が見える。雨もやんできたが、西表島は海の向こうにかすんで見えた。

夕食は石焼(石垣牛)にした。よく考えてみると、肉が主食なのは久しぶりかもしれない。程よく美味しかった。

夜半に入って雨はまた強くなっている。

投稿者 mmoto : 2003年04月04日 12:00 | トラックバック

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