2003年04月02日

南の島旅行3日目

さすがに石垣全日空の朝食バイキングは種類・質ともに満足だ。バイキングで天ぷらを目の前であげてくれるのは初めて見たぞ。ゴーヤーの天ぷらを食べた。

バスに乗って空港へ向かう。今日は波照間へ。波照間島は有人では日本最南端の島である。波照間への飛行機は一日一便のため、往復日帰り飛行機は出来ない。今回は時間を稼ぐために行きを飛行機にしてみた。

搭乗手続きの時に荷物ごと体重を量る。もらったチケットにはなんと9人乗りの飛行機の座席表が。パイロット入れて定員10人だ。うおー楽しみ。体重を量ったのは、飛行機の左右のバランスを合わせるためだそう。「案内中」の表示になったから行ってみると、もううちら以外全員乗り込んでいた。そういうもんか?飛行機はセスナと見まごうばかりの機体。

乗り込むと某パジェロより、いや、自分の Tipo よりも横幅が狭い。横 2 人がけ×5列。前から2列目だった。斜め前にはパイロット。前席には副操縦士用の操縦桿が見える(けどここも客席らしい)。パネル表示にある機種名で判った、かの有名な名機「アイランダー」だった。

石垣空港のひろーい滑走路(とはいえ、関空とかに比べれば狭いのだが)を、とことこタキシングし、離陸。プロペラが真横で音がすごい。写真撮る余裕もなく、ただただわくわくしていた。たぶん固まっていたに違いない。20分ほど海の上を飛んだ後、島影が見えてきたと思うまもなく着陸。ものすごーく楽しかった。

田舎の駅のような波照間空港は売店と空港カウンターがあるのみ。集落への交通手段を探すが……無いらしい。幸い、レンタサイクルをやっている宿のワゴンが来ていて、便乗させてもらえることに。

天気は曇り。レンタサイクルを借りた後は地図を見ながら島内散策。一周は自転車でだいたい 3 時間コースらしい。あたりはサトウキビが圧倒的に多い。時折、サトウキビを満載したダンプカーが走っている。そのダンプカーは波照間製糖の工場へ。工場入り口で覗いてみたり。

海に出てみた。圧倒的に綺麗な海。しばし言葉を失う。水の色が全然違う。

日本最南端の碑のあたりは浜ではなく岩場で海までは近づけない。この先はフィリピンなのだ。西に行けば台湾。どちらも大阪よりも近い。不思議な感じがする。海は直接外洋だけあって波があり、波しぶきが立っている。天気は徐々に好転し、ほぼ晴れだ。

集落は島の中心部の小高いところにある。浜から集落へ向かうのは上り坂を立ち漕ぎで。食堂で昼食。八重山そば。昼食後はアイスを買って食堂の前の公園のベンチで昼寝。たぶん30度を越えている。暑い。

平日の昼下がりなので静かだ。ときおり、塀の向こうからテレビの音が聞こえてくる。玄関先でおじぃが昼寝をしている。

波照間の 5 分の 1 の電力を賄っているという沖縄電力の風力発電機は回ってなかった。需要の多いときだけまわすのかな。風を受けてゆーっくり回っている。

波照間にも星砂があるらしいので砂浜へ。あいにく星砂は見つけられなかったが、誰もいない海岸で、おそらく珊瑚礁のかけらが積もったと思われる浜で、ぼおっと海を見ていた。

帰りの波照間から石垣への高速船は 1 時間かかる。海も凪いでいたので揺れることもなく、ぐっすり眠っているうちに到着。

すこし早めの夕食を居酒屋でとる。石垣で言う創作料理系居酒屋はこういうかんじか、という店だ。沖縄料理を主とした料理で、とてもおいしく二人で先を争うように食べて飲んだ。チャンプルーは作る人によって全然違うのだなぁと言うことを実感。おいしかったです。

ホテルで鏡に映してみると、相当焼けている。特に腕は真っ赤だ。顔も随分焼けた。波照間の太陽がカラダに刻み込まれた感じ。

投稿者 mmoto : 2003年04月02日 12:00 | トラックバック

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